なんだかんだと便利なNorthPoint

今日は、宿の話です。


どこを拠点にしてダバオを楽しむか


どこに拠点を置くかでダバオでの生活はガラリと変わる。
ビジネスホテルやリゾートホテル、一軒家からコンドミニアムまで、まずダバオで宿泊施設に困ることはない。逆に選択肢がありすぎて困ることはあるが…。
宿選びのポイントはロケーションを重視することをおすすめする。
基本的に街の移動にはタクシーを使うことが多くなると思うが、ダバオの渋滞は年々ひどくなる一方で、この先も根本的に解決されるとはないような気がする。(たぶんない)
平日だろうが休日だろうが朝晩の渋滞ときたら、タクシーに乗っているだけでかなりのストレスになる。かといって、いくら小さい街とは言え、歩いての移動はちょっと難しい。特に昼間などは少し歩くだけで汗と動悸が激しくなり、普通の人なら100mで気持ちが折れてしまうんじゃないかな。
(もちろんこれは中心部の話で、郊外ではさすがそんなことはないけど)
仕事で訪れるのか観光で訪れるのかでも違うだろうが、どちらの目的でもダバオでの移動は少ないほうがいい。
そこで重要になるのが、宿をどこにするか?


コンドミニアムで生活型の滞在を楽しむ


宿泊施設はいろいろあるが、今回はNorthPointをおおすすめしたい。
ダバオ空港から街の中心地へ向かうちょうど中間あたりに位置していて、人気のAbreeza Mallへも歩いてわずか10分(暑い中歩く覚悟があればの話だが)と、どこへ行くにも近いのがうれしい。

余談だが、日本では近くて遠慮してしまうような近距離でも、ダバオではタクシーやトライシクルなどどれを利用しても抵抗がない。トライシクルなど100mくらいの距離でも平気だ。しかも料金も7〜8phpで、20円にも満たない。

NorthPointはいわゆるコンドミニアムで、間取りもいろいろ。人数や用途に合わせていろんなタイプがそろっている。
敷地内には何棟ものビルが立ち並び、いまも増設中だが、なぜか宿泊先はビルディング4に集中する。部屋の大きさによって階数も違うが、上の階は見晴らしもよくダバオの街を一望できる。

リビングルームを中心に個室が数部屋というのが基本で、設備はどこも大して変わりはない。コンパクトなキッチンは使い勝手もいいし、電子レンジや冷蔵庫などもちゃんと揃っている。トイレも概ね清潔で水圧もしっかりしてるからシャワーも安心して使えるのはとても助かる。

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ただ、wifiは要注意!


ダバオに限らずフィリピンはインターネットに関してはまだかなり遅れている気がする。時間帯や場所によって接続はかなり不安定になったりとバラツキがある。
部屋の設備説明には単純にwifi完備と記載があるだけで、クオリティに関する記述は曖昧なことが多い。
一番ひどかったのはモバイルwifiをぶら下げただけの部屋にあたったときで、そのときは夕方以降のアクセスが集中する時間帯はまったく使い物にならなかった。ちゃんとFiber(光回線)が引いてあるかどうかは、事前にオーナーに確認したほうが間違いはない。
ネット環境はテレビ事情にも影響する。たいていの場合、リビングの中央には大きなテレビが鎮座していて、YoutubeやNetflixなど無料で見放題にもかかわらず、ネット環境が悪いとテレビもまともに見れないから、そのあたりはハッキリさせておくことをおすすめする。


実にカンタンなチェックイン・チェックアウト


話が前後してしまったが、ホテル同様コンドミニアムにもチェックイン・チェックアウトがある。たぶん各オーナーの勝手なルールだと思うが、その方法はまちまちだ。

一番カンタンなのは、郵便受けの中にキーを入れてあるだけのもので、オーナーにもエージェントにも一度も顔を合わすことなく済む方式。これは実に簡単で、一階のエントランスに並ぶ郵便受けの中から指定された部屋番号を見つけ中を開けると、キーが無造作に放り込まれているというもので、郵便受けにはカギもかかっていない。チェックアウトはその逆で郵便受けに戻しておくだけでオッケー。

部屋の確認はしなくて大丈夫なんだろうか?と心配になるが、いままで特に問題になったことはない。
チェックアウトして部屋を離れた数時間後には、交換したメアドやWhatsappがピロン♪と鳴って、
「きれいに使ってくれてありがとう!いい旅を!またダバオに来たら連絡してね」
などと調子のいいメッセージが届く。
さっき部屋を出たばかりである。絶対部屋のチェックなんかしてないだろ。

もっとも多いチェックイン・チェックアウトのスタイルは、部屋を管理する代理人が仲介するもの。
たいていこの手のコンドミニアムはオーナーが別にいて、管理を第三者にまかせているケースが多い。
また余談になるが、ダバオというのは不動産投資物件の宝庫で、信じられないスピードで価値が上がっていく。
購入した物件は数年寝かせておくだけでどんどん値上がりするが、ただ寝かせておくだけではもったいないので、どうせならその間もAirbnbなどを利用して小銭を稼ぐというスタイルが一般的なようだ。
興味のある人はこっちの記事も参考にしてみてください→ダバオ不動産講座

話を戻します。
代理人が仲介する場合のチェックインは、あらかじめ時間を決めて部屋で待ち合わせるだけ。お決まりのカンタンな挨拶を交わし、部屋の説明を聞いたり質問したりした後に、確認のサインと交換にキーを受け取って完了。
チェックアウトはその逆。
カンタンな部屋のチェックがあるだけで難しいことはない。

いままで何人かの代理人を見てきたけど、みんな感じがよく、ちょっとした依頼やクレームを入れてもすぐに対応してくれた。中には癖の強い英語を話すわかりにくい人もいたが、こっちも似たようなものだから、なんとなく通じて、なんとなく笑顔を交わして、なんとなく無事に済む。


セキュリティガード?コンシェルジェ?


Northpointの各棟の1階には、それぞれ24時間体制でセキュリティガードが配置されている。たいてい女性のガードで、一見無愛想な印象も受けるが、
「マーヨンブンタグ!」
とこちらから挨拶をすれば、意味ありげにニヤリと返してくれる。たぶんあれは笑顔だと思う。

本来の仕事はセキュリティガードだと思うが、「イサカ・タクシー!」と言えば、即座に無線を取り上げてタクシーを手配してくれたり、コンシェルジェ的な役割も果たしてくれてとても助かる。
ちなみに、イサ(isa)とは1のことで、ビサヤ語(セブアノ語)のサイトなどを見ると、たいてい1はウサ(usa)と紹介されている。しかし、現地では耳にするのはイサばかりで、ウサはあまり聞かない。
「イサカ・ピルセン!(ピルセン1本!)」
「イサカ・シシグ!(シシグひとつ!)」である。


余談だけど、近所のチキン屋は超おすすめ!


どこへ行くにも便利なNorthpointだが、それはクルマだけではなく徒歩の場合でも同じだ。歩いていける場所には人気のAbreeza Mall以外にも、セブンイレブンやマクドナルド、フィリピンナンバー1のフードチェーンJollibeeもある。
だが、それらメジャーどころよりおすすめなローカルチキンの店が道路を挟んで反対側にある。
あくまで個人的な意見ながら、チキンに関してはJollibeeよりはるかにうまい!
軽い朝食に揚げたてのクリスピーチキンとライス、春巻き(これも絶品)にてりやきのウイングを追加しても200円もいかない。
何度も足を運んだが、いまのところ日本人はおろか外国人を見かけたことはない。
ちなみに店の名前「Kuya Jermb」。聞いてみたところ「ジャーム兄さん」のようなニュアンスらしい。Jermbさんっていうのがオーナーなのかな。


ほかにもおすすめのコンドミニアムがいっぱい


地の利ではNorthpointはかなりスグレていると思うけど、便利さでいうならもっとおすすめのコンドミニアムがある。
空港からは少し遠いが、食べるところからコインランドリー、ドラッグストアやコンビニまですべてが徒歩2〜3分に集中していて、とにかくなんでも揃う。
しばらく「住む」ならNorthPointよりこっちのほうがいいんじゃないだろうか?
こちらの詳しいリポートはまた別の機会にさせてもらうけど、ダバオではどのコンドミニアムを選んでも、そんなにハズレはないと思う。
ぜひ一度、滞在型のダバオをコンドミニアムで体験してみてください!

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