底抜けに陽気なトライシクル

ダバオでの近距離移動はトライシクルがおすすめ

ダバオの主な移動手段は、マイカーを除けばジプニー(現地ではジープと呼ぶ人が多い)かトライシクルがほとんどで、日本でよく見かける自転車や歩いている人を見かけることはまずない。
ジプニーにしろトライシクルにしろ、乗るには若干ハードルが高いように感じるが、実際はそうでもない。
ジプニーについては、最初はどうやって乗ればいいのか、何行きに乗ればいいのか、何をどうすればいいのかさっぱりわからないが、その点トライシクルはハードルが低い。
ジプニーのように乗り合いではなく、基本貸し切りみたいなもんなのでドライバーと話というか軽く交渉するだけでオッケー。
難しいビサヤや英語も必要ない。行き先を告げれば「オッケー、オッケー」みたいな軽いノリで連れて行ってくれる。

ドライバーの笑顔に癒やされる

見た目は怪しい連中ばかりだが、みんな実にいい人たちばかり。
確かに黙っていると怖い印象も受けるが、こちらが笑いかければまず間違いなく笑顔で返してくれるし、その笑顔がまたいい。
日本で知らない人にいきなりカメラを向けるのはタブーだと思うが、風景を撮っていて偶然ファインダー内に入ってしまってもまずい雰囲気になる。
偏見かもしれないが、その点、諸外国ではそのタブーが少ない気がする。特にフィリピンではそう感じる。
魅力的な被写体を見つけていきなりカメラを向けても、睨まれるどころか、ピースサインのおまけまでついた笑顔を返してくれる。
ふらりと街を歩いて写真を撮っていると、カメラを向けていなくても、「お〜い、こっちも撮ってくれよ」とばかりに手を振って存在を知らせてくる気さくなダバウェーニョたちも珍しくない。

20ペソ、約40円の快適な旅

トライシクルのドライバーたちもいっしょで、仏頂面で道端で客待ちをしている彼らは実に怪しいと言うか、人によっては怖い感じもうけるが、こちらが笑顔を向ければたちまち相好を崩してやさしい顔を覗かせる。

マーヨン・ブンタグ!

片言のビサヤで声をかければ、距離も一気に縮まる。
あとは行き先を告げれば、後は手作り感満載の座席に乗り込むだけ。
料金は貸し切りならひとり20ペソ、相乗りや二人以上だとひとり8ペソ〜と、日本円で20円にも満たない。
基本的にトライシクルは幹線道路は走れないようで、脇道を駆使して目的地を目指す。そのおかげで、ダバオの人たちの生活感あふれる街と匂いを間近に感じることができる。
熱帯地方特有の強烈な日差しやぬるい空気もご愛嬌ということで、大して気にもならない。
とにかく、トライシクルでめぐる短い旅は新鮮で気持ちがいいのである。

色やカタチ、デザインも楽しめる

余談だが、トライシクルはひとつひとつ全部デザインもカタチも違うようで、ドライバーの個性が随所に見られる。見ているだけでも楽しい。
新車みたいにピカピカに磨き上げてあるものもあれば、10年や20年くらい一度も洗ったことなさそうな骨董的味わいのものまで、デザインだけではなく、どう扱ってきたかまでが個性となって現れているのがすばらしい。
タイのトゥクトゥクは日本にも輸入されて走っているようだけど、フィリピンのトライシクルはどうなんだろ?
サイドカー付きのバイクみたいなもんだから、走っててもよさそうなものだが、まだ一度も見かけたことないなぁ。
何ごとにもうるさく規制好きの日本じゃムリだろうけど、オープンカーのタクシーとかないものか。街並みを見ながら風を切って走る気持ちよさは格別なのに。

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