日本のテラコッタ・埴輪(はにわ)

最近はコロナ関連のニュースばかりのミンダナオタイムスから、ちょっとひと息といった感じの記事が届きました。いまハニワ?って気もしますが、日本文化に対する人気の記者さんのエピソードということで取り上げてみました。

埴輪とは葬祭用の彫刻

日本の彫刻といえば、私が魅了されるのは「埴輪」です。

東京に留学していた頃、この素焼きのテラコッタの彫刻に興味を持ち、レプリカを集めて帰国しました。アニメの時代になって「カワイイ」という言葉が一般的になってきましたが、それほど馴染みのなかった時代だったにもかかわらず、日本の同級生からは「カワイイ」「かわいい」と言われました。

埴輪とは、4世紀から7世紀にかけて、日本の王族やエリートたちの巨大な墳墓や古墳の表面を飾っていた素焼きのテラコッタ製の円筒や中空の彫刻の総称です。

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そう、埴輪はもともと葬祭用の彫刻だったのです。

人型だけではない、さまざまカタチの埴輪

埴輪には、単純な壺のような円筒形のものから、家や人型、動物などの置物、軍事・儀式・家庭用品など様々な形のものがありました。

これらは古墳の上に縁に沿って置かれ、生と死の世界の境界線を示したり、古墳の中で故人を守るためのものと考えられていました。 古代の埴輪像の高さは1.5メートルにもなります。

中国の秦のテラコッタ製の軍勢が自然主義的で、故人である秦の始皇帝と共に埋葬されたのに対し、日本のより抽象的な埴輪像は古墳の外面に建立され、故人と共に埋葬はされるものではありませんでした。 

西暦720年の『日本書紀』には、埴輪が犠牲者の代用品として登場したとの伝説がありますが、現代の考古学的な発掘調査では、埴輪の起源についてはハッキリしないというのが定説のようです。 

しかし、何千もの古代墳墓の現代の考古学的な発掘調査では、生死を問わず犠牲者を埋葬するという古代の慣習が、過去の日本の貴族によって実践されていたという事実を否定しています。 

日本の埴輪と中国の清の軍人像は、日本と中国の埋葬の習慣における死に対する態度の違いを強調しています。

中国の皇帝が死に際に軍事力を重視したのに対し、日本の貴族は死に際に家や動物、庶民や武士など様々な埴輪を供え、文化を重視しました。

現代の日本人は埴輪に宗教的な意味合いを持たず、むしろ埴輪は私のようにその美的・歴史的な意味合いで珍重されていて、それが現代では純粋な芸術として受け入れられているのです。 

私のはにわコレクション

そう、イフガオのブルルの彫刻の技術を評価するのと同じように、木彫りの先祖像の彫刻の技術を評価するのである。 埴輪は1990年代以降、現代日本でも普及し、トレーディングカードやゲームにもよく登場するようになりました。

 私は、兵隊さんや女官さん、ミュージシャンや芸能人などの人物の埴輪だけを集めて持ち帰り、今では自宅の棚に飾っていますが、その中でも特に人気があるのが、「埴輪」です。

一番人気のある埴輪は口を開けた踊り子で、私のコレクションの中にありますが、もう一つの普遍的な埴輪は馬を描いたもので、いつか東京に行く機会があれば手に入れたいと思っています。

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