びっくりするほどリーズナブルに極上の時間を楽しめるサマル島


Chema’s by the sea in Samal Island

 


ダバオは海と山に恵まれた自然豊かなロケーションだが、その中でもビーチはとても身近で海外からのツーリストにもダバウェーニョにも広く親しまれている。

特にダバオの街ならどこからでも見えるサマル島はアクセスもよく、船で10分程度で渡れることから人気も高い。リーズナブルな海水浴場的なビーチから高級感漂うプライベートビーチまで、予算に合わせてタイプをいろいろ選べるのもうれしい。

Advertisements


サマルへはウォーターフロントからの船で渡りたい

 


サマルに渡る船はいろいろなところから出ているが、なんと言ってもリゾートホテル「ウォーターフロント」からサマルへ渡るルートがいい。

ウォーターフロントについてはそれだけで一本取材記事が書けるので、また機会をみつけてゆっくり紹介するが、宿泊施設以外にも敷地内に設けられたプールやイベント会場では、結婚式やミニコンサートなどいつもイベントで賑わっていて、そこにいるだけで非日常を満喫することができる。

 

異国情緒たっぷりの中庭を抜けてビーチサイドを行くとその先にコンクリートの突堤が現れる。

これが老朽化なのか手抜きなのか判断がつきにくいほど朽ち果てた感じなのは残念だが、その先には美しい海と絵のようなビーチが待っているので、ここはひとつそれを楽しみに我慢していただきたい。


サマルのビーチリゾートは完全予約制

 


おすすめのひとつがChema’s by the sea(チェマス・バイ・ザ・シー)。
ここだけが特別安いというわけではないが、施設の充実度や料金バランスを考えるとアタマひとつ抜けているような気がする。
利用にはあらかじめ予約が必要で、電話やサイトから申し込むことになる。
(参考までに予約先はこの記事の最後に載せておきます)

予約した日時にコンクリートの突堤の先にある船着き場でしばらく待っていると、くたびれた突堤にお似合いの、これまたラフな感じの木造船がドンブラコとやってくる。
いままで3回ほど利用したが、時間に関しては「いい加減」と言っていいくらいざっくりしたフィリピン感覚に似つかわず、なかなか正確にやってくる。

 

いまふと思ったんだが、つい自然に出てきた「ドンブラコ」ってなんなんだろ?
気になったので調べてみた。
もともとは重みのある物が水に浮き沈みしながら流れる様子を表す言葉らしく、桃太郎をモチーフに歌劇のタイトルにもなっているんだとか。
何の抵抗もなくスルッと出てきたところから察すると、子供の時から勝手に身についた言葉なのかな

…脱線&余談でした

 


なにはともあれ、ドンブラコと潮風と一緒に揺れることわずか10分。
船酔いするヒマもなく木造船はサマルに到着する。

この短い船旅は思いのほか快適で、流れる景色や風や音など、なにもかもが気持ちいい。

ちなみに船の料金は往復で400phpと、他の乗り物と比べるとずいぶん高い気がするが、移動手段ではなくアトラクションのひとつと思えば納得がいく。

 


Chema’s by the seaには、ビーチ以外に木立に囲まれた雰囲気たっぷりのコテージがいくつも立ち並び、宿泊だけでなく日帰りでも利用できる。

日帰り利用(夕方5時まで)の場合1コテージ7名まで利用できて500php(日本円で約1,000円)からと船とくらべてとてもお得だ。区画内にはそのほかに、バーやレストラン、ビーチサイドプール、ビーチチェアなどが完備されていて自由に利用できる。

 

Advertisements


ビールやカクテルを片手に海を通した遠い景色をぼーっと眺めるのもいいし、欧米人ツーリストを気取って木陰で本を読むのもいいし、滞在中は静かな自分だけの時間を楽しむことができる。


モルジブあたりのホテルでは、チェックインの際に時計を預けるところがあったが、ここも同じように仕事や日常を持ち込むのはやめたほうがいいかもしれない。
少なくとも、ところかまわずメールやSNSを知らせるSmart Watchは腕から外してしまうことをおすすめする。

 


できれば泊まって、夜と早朝のサマルを体験したい


わずかな時間とは言え日帰りでも十分楽しめるが、できることなら一度は泊まってみて欲しい。
昼間の海も悪くはないが、夕暮れから夜にかけてのビーチからの海は言葉にするのが恥ずかしいほど美しい。遠くのダバオの街の灯りが手前の海に映り込んで揺れるさまは、人を選ばずロマンチックな気分に誘い込んでくれる。

お世辞にもかっこいいとは言えないおじさんが、目線を遠くにして想いを馳せていたりするのが視界の端に入ってきたりすると、「おお…ロマンチックに浸ってるんだろうなぁ」と微笑ましくなったりする。

 


ひとつひとつのコテージには屋外のテーブルも備えつけられていて、スタッフに声をかければそこがディナーテーブルに早変わりする。

隣接するレストランから食事や飲み物、カトラリー一式が運びこまれ、自然の空気と星空に囲まれたレストランのできあがりである。

 


涼しい夜を運んでくれるスコールが気持ちいい


いい忘れたが、ダバオでは夕方から夜にかけてスコールになることが多い。

この激しい雨は、昼の間に熱せられたダバオの街の熱気を奪い去ってくれるという役割もあってありがたいが、南国特有のスコールは「もうどうでもいいか」ってくらいにやけくそに降る。

それはもうホントに気持ちいいほどやけくそである。

音はスゴイし、雨量もハンパない。

にもかかわらず、ほとんどの場合1時間もすればピタリとやみ、何ごともなかったかのように、再びにぎやかなダバオの夜が帰ってくる。


サマルでのスコールのあとは、どこからともなくカエルの声も加わり、印象的な夜をさらに雰囲気のあるものに変えてくれる。

ネコの親子もいるし、ヤシガニみたいなのもいる。

みんな楽しいサマルの夜なのである。

 


参考までに予約先を載せておきます。

▼直接申し込む場合はこちら
サイト:https://www.chemasbythesea.com/reservation
電話:+63-9178140814

もし「宿泊先からの送り迎えもして欲しいな」という場合は、私たちの現地窓口にお気軽にお問い合わせください。

▼DavaOnline現地窓口はこちら
お問い合わせフォーム
電話:+63-9165742669
うちの現地スタッフが、英語かビサヤ語のいずれかで電話口に出ると思いますが、「日本人スタッフいますか?」と日本語で話しかけてもらえればオッケーです。


Advertisements
最新情報をチェックしよう!

Reportの最新記事8件